2018年05月11日

お別れ

ネットの不具合でしばらくブログサイトにアクセスできず、ずいぶん更新が遅れてしまいました。

少し前のブログですが、アップします。

どうぞ読んでくださいませ。

長く付き合いのあった
お客さんのオーさんと先日、
お別れすることとなった。

ご病気のため、
遠く沖ノ島の実家で療養されるらしい。
おそらくもう、
こちらに戻ってくることはないとのこと。

粋なお客さんKさんの計らいで、
とあるスナックを貸し切って、
そこでお別れの会となった。

オーさんと一番仲が良かったのは、
貸し切ったお店のママさん。
(Kさんの粋な計らいとはそういうこと)

ママは化粧が剥げるのも気に留めず、
号泣していた。
それを見た幾人もがもらい泣きしている。
その感情が移入した私も、
オーさんと握手して男泣き。

長く店をやっていると、
たくさんの出会いがあるけど、
そのぶんツラい別れもある。
また会える別れならばいいけども、
もう会えないほど悲しいことはない。

オーさんとのたくさんの時間が
脳裏を巡った。

一期一会も大事だけど、
頻繁に会う人との時間も
大切にせねば。

〇〇さんに△△さん…
常連さんの顔が浮かぶ。
憎まれ口を叩かずに

もっと大事にしてあげよ

つくづくそう思った。


posted by youcoat at 17:19| Comment(0) | バーテンダーの独りごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月23日

恐怖のインフルエンザ

例年のごとく流行するインフルエンザ。


わが子が幼少のころは、
その猛威に
ピリピリと神経を尖らせたものだが、
いまやまったくの他人事と決めつけて、
ここ数年は予防接種さえも受けたことがない。

それが……

かかってしまった。

仕事中である深夜、
その場にいない仲良し常連のM氏の悪口で盛り上がっていると、
突然にぞくぞくと寒気がした。

まさかⅯ氏の生霊!
とも思ったが、そうでもなさそう。

そのうち五分も経たぬうちに、

喉が痛いような気がしたり
身体がだるいような気がしたりして、

目の前でべらべら喋っているお客どもに
「早く帰れよぉ」と念を飛ばした。

そしてとっとと帰宅して熱を測ると

39.5度……死ぬかも。

なんとかというインフル特効薬も効かず、
三日三晩39度越え。

四日目にようやく38度台まで落ちたとき、
ふと頭によぎったのは
バーテンダーとしての知識。

ジンってもともと解熱剤だったよなあ……。
それに薬草系のリキュールって
たしか万病の特効薬だったような……云々。

ジンとイエガーマイスターとシャリュトリューズ、
この三強アルコールをもうろうとした身体に入れてみた。

結果……



ぜんぜん効きまへんがな。

市販の解熱剤や総合感冒薬のほうがよっぽどマシ。
ま、昔と中身が違うのかもしれませんが。

そして38.5度を四日間キープしたのち、
ようやく復活。

めったに風邪もひかない身体に
一週間の発熱はさすがにツラかった。
体重も6キロ減ったし。

みなさん、風邪をバカにしてはいけません。
インフルエンザならなおさら。
決して怒らせず丁重におもてなしましょう。
posted by youcoat at 17:48| Comment(0) | バーテンダーの独りごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月09日

あけましておめでとうございます

アップしたつもりが、載っていなかったため再送したブログです。
おくればせながら・・・

あけましておめでとうございます。

やってきました、新年。

毎年思うことは、
一年がとても早い

ということ。

こうして年々
歳をとっていくのは
非常に淋しいなあと

とみに思うのですが
そんなことはさておいて

正月なのでやはり
ぐだぐだ飲み明かそうと
店から酒を持って帰ってきました。

正月は日本酒
といきたいところですが、
今年は知り合いのフレンチ屋さんからも
おせちを買っていたので、
あえてワインにしました。

店から持ち帰った二本、
カロンセギュールと、
ロスバスコス。
いずれも赤の
まあまあ重いボディのやつです。

店では、
フルボディを頼まれることが多いですが、
食事と一緒なら、
それほど重いワインでなくても
よいかと思います。
あまりのフルボディは
かえって食の邪魔かと
いう気が擦るのです。

チーズやテリーヌだけなら
よいのですが、
多種な料理を食すのなら、
まあ適度がよいかと。

ということで、
先にチリの
ロスバスコスを。

これはフランスはボルドーの、
かの五大シャトーのひとつ、
シャトーラフィットロートシルト

1988年、
ラフィットはロス ヴァスコスを取得し、
経営を開始しました。

ロス ヴァスコスの最大の魅力は、
その理想的な気候です。

太平洋から40キロ離れた盆地は山々で囲まれ、
夜に吹き込んだ海からの冷風が、
日中の猛暑を緩和し、
ぶどうの完熟をうながします。
また充分な水源や、
霜害が少ない半乾燥土壌など
理想な条件が揃っています。

手摘みされたぶどうを
ステンレスタンクで発酵後ブレンド、
そして一部をラフィット専用樽で熟成。

そんなワインと
フレンチおせち。
抜群の組み合わせです。

二本目はシャトーモンペラ。
これは神の雫でも紹介されていて、
そういう意味では知名度も高く、
かといって値段も手ごろで、
でも飲んでそれほどビックリするほどうまくもなく、
まあいいんじゃないと
個人的にはさほど感動が薄かったようです。

しかし、一人でワイン二本目なので、
味覚が鈍ってきたのもあるかも。

ま、お正月だからいいか。

ってことで、
今年も飲んだくれの一年になりそうな予感。

皆々さまにとって
よい一年でありますよう。

今年もよろしくお願いします。
posted by youcoat at 15:07| Comment(0) | バーテンダーの独りごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする