リクエストのウイスキーが
入荷したのでさっそく連絡。
入りましたよ。
いつでもいらしてください。
すると、そうそうにお見えになった。
じつはね、
まずジントニックでも飲んで
次にモルトを一杯飲んで
それからいただこうかな。
道すがら
そう思いながら
来られたらしい。
でもやはり我慢できず
一杯目から目的の酒をご注文。
それがこちら
↓↓↓↓↓↓
いつもは15年物を
飲んでおられるF氏。
一度飲んでみたいと
たっての願いだった。
じゃあ入れましょう。
と、ボク。
でもね、
21年物が15年物よりも
うまいとは限らないですよ。
そんな前置きをして
仕入れた21年だった。
F氏、ストレートで
まずはひと口、ぐびっ。
うまいわぁ、
……うん、うまい。
で二杯目、そして
三杯目を注いだところで
マスターも飲んだ?
いえいえ、まだですよ。
Fさんが口開けなので。
じゃあ、乾杯しようよ。
二人してグラスを交わす。
ほんとですね、
数段まろやかですね。
それからさらに二杯を飲んで
上機嫌のF氏は言った。
幸せだねえ、ホント幸せ。
マスターありがとう。
こちらこそありがとうだ。
こういうひと言に
ボクらは一番救われる。
お客さんの陰口が耳に入り
落ち込むときもあるけれど
こういうひと言をもらうから
やっていられるのだな、
バーテンダー。
ホント仕入れてよかった
グレンファークラス21年。
ホントやっててよかった
バーテンダー。