2017年10月29日

寝不足

最近、どうも眠れない。
酒を飲んでも眠れない。

寝床に入って平気で、
5時間、6時間。
これはホントたまらん。

寝るのは早くて朝の5時。
一時間半ほどするとカーテン越しに
うっすらと陽ざしが透けてくる。
そして、
リビングから家族の音がする。

やがて、誰かが出かける音。
時計はすでに8時を過ぎている。

で、11時を過ぎたころ、
ちょっぴりと眠気が訪れてきて、
うとうととしたような気がしたころ、
腹が立つアラームが鳴る。

これが二日、三日、四日と続くと、
いい加減うんざりする。

で、医者からもらった
弱い睡眠導入剤を飲む。

この手の薬、
今まで飲んだことのないわたし。
効く効く、めっちゃ効く。
いや、そんな生易しいものではない。
大袈裟でもなんでもない。
15時間ぐらい眠りっぱなし。

これには参った。
一日の始動の時間を
すっかり超えてしまっている。

睡眠をとるべきか。
仕事をとるべきか。
ようするに、
薬を飲むか飲むまいか、
毎夜、寝床で考えるのだ。
だからよけいに眠れない。

ホント、
困ったものだ。
posted by youcoat at 18:19| Comment(0) | バーテンダーの独りごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月23日

とんだ一日の臨時休暇

東京に単身赴任し、月に一度の帰省時
ご来店くださるKさん。
「ブログ見てるよ」
うれしいことを言ってくださる。

「でもさ、最近少し専門的になってない?
ちょっとムズカシイよ」
そうかもしれないなと反省し、
今日は酒以外のお話を。

昨日、知り合いのライブに行くため
電車に乗り込んだまではよかったのだが、
その電車がいっこうに発車しない。
原因は台風。

一時間半近く軟禁状態で
間もなくライブが始まる時間。

諦めて電車を降り改札を抜けると、
そこには大勢の人だかり。
足止め状態の学生やスーツ族がたくさん。
かわいそうに。
でも、こちとらも
店には代わりの人員配備して出てきたというのに、
ライブにも行けず、
暴風雨でタクシー乗り場は行列、
バスも来ず。

踏んだり蹴ったりで腹立って
店はまかせて飲みに行くことに。

傘お化けの格好で
居酒屋の明かりをめざす。
kasa.jpg
下半身ずぶ濡れの寒さを
焼酎湯割りで我慢しつつ、
キムチ鍋をほおばる。
流れてくる昭和演歌に酔いどれながら、
体も心も温まってきたところで
日本酒に切り替える。
この時点で店のことなどすでに忘れている。

ほろ酔い気分になってきたので
河岸を変えBARに。

またまた下半身ずぶ濡れながら
カクテルなぞを一杯。
マスターとの話がすすみ、
二杯、三杯と酒もすすみ、
気がつくともう11時。

外からは相変わらず
ごうごうと雨風の音が聞こえる。

店に電話を入れ、
早じまいにしてもらい、
またまた河岸を変え、
別のBARでスタッフと合流。

結局、なんて日だ!
の一日だったけど、

ま、たまにはいいか
と妙に納得した一日だった。

・・・かな?
posted by youcoat at 20:45| Comment(0) | バーテンダーの独りごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年10月11日

秋といえば・・・

毎年秋になると決まって飲むのが、
キリンビールの秋味。
サンマと合わせて飲むと、
ようやく秋を感じる。

ところが今年、
その恒例行事を
すっかり忘れていた。

先日ふと思い出したのだが、
時すでに遅し。
近所の店ではすでに売り切れ。

わざわざ取り寄せるのも面倒くさいので、
今年はあきらめることにした。

じゃあ秋を感じること、
他にないかなと思い、
ふと思い出した。

日本酒である。
日本酒のひやおろしである。
これぞ日本の秋、
酒飲みの秋だ。
さっそく明日買いに行こう。
ということで、
ひやおろしについて。
jozan.jpg

秋あがり
通常日本酒は冬に仕込まれる。
(大手メーカーは四季醸造という通年醸造が多い)

そして搾られた新酒は春の彼岸までに
火入れ(60〜65度で熱処理)をした後、
夏を超すまでひんやりとした土蔵の中、
酒にとって最も良い酒蔵の中で静かに貯蔵されると、
秋頃に向かって程よくおいしく熟成されていく。

このように、夏の土用を越して秋口になり
外気が酒と同じように冷えたころ、
酒はその香味が円熟し、
うまみが増してくる。
秋になるとうまくなる。
この状態を「秋あがり」という。

通常、清酒はここで二度目の火入れを行うが、
外気温も低くなり、
火落ちの危険性がないない酒を、
火入れをしないまま(生詰め)
貯蔵樽から小さな木樽へと移して瓶詰された。

ようするに、
生詰め(火入れしない冷のまま)で
販売(おろされた)用に詰められた酒。
それを「ひやおろし」という。

荒々しく尖っていた味わいが、
熟成により円熟を帯び、
日本酒の真髄をついた味わいとなる。
まさに秋の風物詩と言える。

火落ちとは
「火落ち菌」という乳酸菌の一種が
繁殖して起こる現象。

細菌は普通アルコールを嫌うが、
この菌だけは日本酒を好んで生育する。
火落ちした酒は、白濁し酸味や悪臭を放つ。

市場にひやおろしが出回るのが
9月から11月。
その時期により味に違いもある。

9月のトップバッターは
夏越し酒(なつごしざけ)とも呼ばれ
軽さの中にもまろやかなうまみがあり、
非常に飲みやすくなっている。
冷たくいただくのがおすすめ。

10月に登場のひやおろしは
秋出し一番酒(あきだしいちばんざけ)。
熟成や香りのバランスが整い
うまみが増してくるので、
燗酒にしてもよい。

11月に出るひやおろしは
晩秋旨酒(ばんしゅううまざけ)。
熟成は最高峰を迎え、
濃厚なうまみと豊潤さが相まる。

最終章を迎えたような力強さは
まさにフルボディの赤ワインを思わす。
冷やか、ぬる燗でちびちびやりたい。
posted by youcoat at 18:55| Comment(0) | バーテンダーの基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする