2017年09月04日

お酒とダイエット

先日のこと、
口開け早々に訪れたお馴染みさん。
席に着くなり、
「暑い暑い、ビールちょうだい」
彼女は大のビール党だ。

「あ、やっぱりワインにして。辛口の白ワイン」
「え、どうしたんですか?」
「ビールはしばらく飲まない」

聞くとダイエット中だとか。
全然太ってないのに、
むしろ瘦せてるほう(どちらかと言えば)なのに、
女性とはわからん生き物だ。

「糖質制限ってやつですか?」
下唇を出しながらうなずく彼女。
「でもね、ワインも糖質ありますよ。ビールほどではないですけど」

ちなみに赤と白では赤のほうが糖質は低い。
くわえて、赤ワインはポリフェノールが豊富だ。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、
血糖値を下げる効果があるという。

参考までにそれぞれのアルコールの糖質を記した。

酒の種類 − 糖質(約) − 対象となる量
ビール  −  10〜12.5g  −  小瓶サイズ
発泡酒  ー  0〜12.5g  −  350ml缶
白ワイン  −  2.0g   −  1グラス(約100cc)
赤ワイン  −  1.5g   −  1グラス(約100cc)
ロゼワイン  −  4.0g  −  1グラス(約100cc)
日本酒  − 8.2〜8.8g  −  一合
純米酒  − 6.4〜7.3g  −  純米や吟醸によって異なる
焼酎  −  0g
スピリッツ  − 0g  −  ラム酒を除く
ウイスキー  − 0g  −  基本的にはなし
ブランデー  − 高糖質  −  カラメル含有

蒸留酒であるくせにブランデーは糖質が高い。
いまいましいこの現状の訳は別の機会にするとして、
ただ、糖質がないからといって、
カロリーがないわけでもない。
深酒すればやはり太る。

ただ、アルコールのカロリーは
エンプティカロリーと呼ばれ、
基本的には体内に蓄積されない。
どういうことかと言うと、
お酒のアルコールは肝臓で直ちにエネルギーとして分解され、
優先的に消費される。
ようするに体に脂肪として蓄積されにくいということ。
ただしここに盲点がある。

肝臓は摂取した糖質を貯蔵する(100gとされている)が、
摂取したアルコールを分解するのも肝臓なのだ。
したがってアルコールを分解している間、
肝臓は糖質を処理することができない。
では、その糖質はどこへ行くのか。
脂肪になるのだ、脂肪になるのだ、脂肪に……。
ね、盲点でしょ。

だからアルコール度数の高い酒を多量に飲むと、
処理してもらおうと待ってた糖質は、
処理されずにほったらかしにされて
ぜ〜んぶ脂肪になっちゃうのだ。

「だからね、一緒なんですよ。どーせメガ飲みするんだから」
「うるさい。マスター嫌い!」
あ、そう。
やっぱり女性は面倒くさい。


posted by youcoat at 19:17| Comment(0) | バーテンダーの基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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